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離れた支店間を同一建屋内のネットワークと同様に使用できます - VPN -
テレワークにより在宅で事務を行う際、勤務先のデータ環境が無いため、十分な処理ができないことが障害となる場合があります。
VPN(Virtual Private Network)はインターネットが利用できれば、どんなところでも事業所と同じようなネットワーク環境を作り出します。
郵便の葉書と封書の違いは何でしょうか。言うまでもなく、その内容が送り先の相手以外に知られてもよいか否かという差です。封筒で閉じられていない葉書は配達途中で誰にでも読まれてしまう可能性があり、またそうなっても差し支えないような文面が書かれています。
ではインターネット上のデータは葉書と封書のどちらに近いでしょうか。意外に知られていませんが、基本的これらは裸の状態で流れており、仮にある伝送経路に、データをモニタする設備が取り付けられているとしたら、そこを通過するデータはすべて丸見えになってしまいます。すなわちインターネット上では基本的に葉書(第三者に丸見え)の状態でデータが行き来している、ということになります。
初期のインターネットは殆どそのような状態でやり取りがされており、それにより、セキュリティー面で大きな問題が発生しました。そこで現在では大事なデータは暗号化して送る、ということが一般的となりました。例えばインターネット上の買い物で決済をする際のサイトがhttpでなくhttpsで始まるURLを使用することにより、クレジットカード番号を始めすべてのデータは暗号化され、仮にもし途中の経路でモニタされても悪意の第三者に盗み見されることが防げるわけです。(とはいっても今でもほとんどの日本人が通常の電子メールは封書と同じくらい安全なものだ、と勝手に信じ込んでいるのも事実のようです)
拠点間接続を実現するVPNは、本来社内でのみ扱う大切なデータをインターネットを経由して送受信するわけですから相応の対策(暗号化によるセキュリティ処理)が必要とされます。本システムでは、VPN機器間をIPsecにより確実に暗号化し、インターネット上でのデータ漏洩を防いでいます。